15年09月28日 その3
これほどの古社の前で商売が成り立たないって相当だぞオイ
向いてなかったのかねー
創建1574年の医王寺薬師堂 500年くらいじゃ驚かなくなってる自分がいる
うーんどこも閉まってるなー
平日はこんなものなのかしら
この先にある横手館はなかなかの名門で、創業から300年以上経過してる ただこの界隈には56軒の旅館があるのだけど、4軒が400年超えでうち3軒はオリメンなのよ 岸権、小暮、そして千明 だから300年程度じゃあまりパッとしないというか
右手に見えるのが田中家の本店 おまんじゅう屋さんね
現代的な射的屋さん「大坂屋」 温泉街の入口近くにある本家は1960年代の創業と聞くから射的屋としては名門
スタート地点に戻ってきた ちなみに石坂旅館は150段目くらい
小満口 源泉を分岐させていて石段街には4つある
時間もあることだし、せっかくだから完走するか 365ある石段を200で終えるのも気が引けるしね
出ました千明仁泉亭 伊香保のオリメン・千明家が経営する名門旅館 いや、オリメンなんてものじゃないな、ルーツだな 実はこの千明家、謎に包まれてる というより具体的な情報がほとんど世に出ていない 分かっていることを以下に記すね これは相当貴重な情報だよ 藤原氏の本流であること 1500年を超える家系であること 今上天皇が学生時代にプライベートで千明家の別荘を訪問し宿泊されたこと 伊香保温泉を開湯し、1000年にもわたり全ての権力を掌握してきたこと 武田家の命によりその権限の一部を武田家の家臣6家に払い下げたこと それら6家と共にこの石段を築いたこと 片品村にある10の温泉郷を現在も支配していること 尾瀬沼と戦場ヶ原の全ての所有権を保持してきたが昭和になってその一部を東電に売却したこと 今もその大部分を所有していること 片品村の本家から華厳の滝まで他人の土地を通らず行けること 丸沼エレベーターの経営者であること 華厳の滝の所有者として登記されていること 全国最大のオオヤマザクラ「天王桜」の所有者であること 戦前に天皇家(下総及び小岩井)の所有馬を差し置き東京優駿(日本ダービー)を制覇した唯一の馬(スゲヌマ)を生産したこと 同じく天皇家の所有馬を差し置いて帝室御賞典(後の天皇賞)を勝った2頭の馬(マルヌマ、スゲヌマ)を生産したこと 親子3代(故・賢治氏、故・康氏、大作氏)で日本ダービーを制覇した唯一の馬主であること(スゲヌマ、メイズイ、ミスターシービー) 東日本大震災のおりには被災者1000人を受け入れたこと 村長・千明金造氏は分家であること 千明、といえば千明牧場 そう連想した人は競馬ツウ 靴下をはかない色キチガイの元嫁を連想した人はヒマなバカ主婦又はニート若しくはヒキコモリ 史上3頭目の3冠馬(ミスターシービー)のオーナーブリーダーだからね もともと競馬なんてものは金持ちの道楽として栄えてきたわけで そこで名を馳せた人々は当然に大金持ちだったりする たとえば千明家と同じ時代にその名を轟かせたシンボリの和田家はかつて島根県の三瓶山を個人所有していた ん? 三瓶山なんて知らない? おれも知らない で、ググったら大体20000000uだって 東京ドーム400個分 そういう世界 その和田家の先代・故和田共弘氏は競馬評論家・井崎脩五郎氏にこう言ったそうだ 「日本一のお金持ちは千明さんですよ」 隣りで故・吉田善哉氏が頷いていたとかなんとか
怖いよね〜 そりゃ戦前に天皇家を差し置いて帝室御賞典を2勝し東京優駿を勝つくらいだものね〜 千明家がいかに恐ろしい家系か、それだけでも分かるくらいだよね〜 たとえばさ、将軍様お抱えの力士や剣術家をさ、将軍様の目の前で打ち破るなんてことある? ありえないよね 時の支配者の面目が丸潰れ 千明家はそれを平然とやってのけたわけさ 怖いよね〜
さて、もう少しだ
このへんは増設された部分だね つまり、かつては石段入口に千明仁泉亭があったわけ 2010年に88段が増設されて現在の365段になったと
このお店も休みの日は賑わうのかな
もう秋だな〜
タマアジサイでいいのかな よく分からん
こんな小道が
こういうのは長い年月をかけて味を出していくしかないね
今はまだ白々しいだけで
さあもう少しだ
石段の湯 大人410円、小学生200円
で、石段入口 この先の38段は上毛三山パノラマ街道の一部である県道33号線から見えるように無理やり増設した石段とか だから登記上の地目は公衆用道路ではないそうで グーグルマップで見ると石段や道路とちゃんと色で分けてある

じゃ、まあ、せっかくだし
欲望一覧
足湯
で、ゴール
伊香保温泉日本の名湯(上毛かるた)
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