18年09月17日 その2
その名もない空間から3分ほど
波浮港(はぶみなと)に到着
以下、wikiから引用 9世紀の火口跡で江戸時代末期に秋廣平六により整備された港。 かつては利島行の連絡船が出ていたが、現在は漁港。 円形を描く入江が美しい。 また、港の集落には大正時代に立てられた木造三階建の建造物が残っている。 新民謡「波浮の港」で有名。 で、その民謡・波浮の港 今から95年前のヒット曲だってよ そう、関東大震災の年
この港が有名なのは、風情のある町並み
いわく「どこを切り取っても絵になる港町」
またいわく「いかにも日本的な雰囲気を残す町並み」
そしてまたいわく「日本人の原風景」
みじかっ! 日本人の原風景、短っ!
まさか100mに満たないとは
おめでとう ぼくのがっかり観光地リスト入り
現在のラインアップ 「小樽運河」「上田城址」「立待岬」「天草五橋」「波浮港」
ちょっと離れたところに波浮港見晴台という展望台があって そこからの景色がこれ 早朝なので逆光がキツく満足に撮影できんかった
はい次〜
で、見晴台から5分ほどで
筆島見晴台に到着
以下、wikiから引用 筆島は、火山島である伊豆大島ができる以前、 240万年から数十万年前に活動していた筆島火山の火道が侵食に耐え残った岩頸と呼ばれる地形である。 対岸の伊豆大島の海食崖には筆島火山の岩石が露出し、岩脈が数多く見られる。 つまりね、伊豆大島より古くからあった島が荒波に削られてこんな形になったんだって もともとは火山で、240万年前から活動してきたと
小さな島ってのは大体が火山の名残りだからね 悠久の時を経て、ってやつ
地球というか、宇宙そのものがそうだけど
で、走り出すと小雨が降ったり止んだり ほぼ山の中だからね
これから向うのは今回のぶらりの最大のテーマ
日本で唯一の砂漠「裏砂漠」を見に行く
裏砂漠は国土地理院が作成する地図で唯一砂漠と表記されてる場所 砂漠とは降雨量が少なく岩石や砂が多い"地域"のことで 年間降雨量が250mm以下か降雨量よりも蒸発量の方が多いことが要件となる
これから見る裏砂漠は実は学術上の砂漠ではないそうで つまり日本には厳密な意味での砂漠はひとつもないことになる おっと、これは言わないほうがよかったかなw
似た言葉に砂丘があるけど こちらは風に運ばれた砂が体積した"地形"のこと 雨も降るし動植物も生息する 海の近くにあったりするもんね
さて、月と砂漠ライン入口から7分ほど走り
ここを右に曲がって3分ほどすると
小さな駐車スペースがある ここから先は徒歩で バイクで進入してそれをネットに上げてるバカがいるけど 絶対にマネしないように
ああいうクズはいつか事故ってあの世に行くのが常だからあえて通報しないけど ほんと、ルールは守って欲しい
で、てくてく歩くこと5分
そこにはまさに絶景が広がっている
伝わるかなーこのスケール
無理だろうなー
広さをネットのツールで測定したらこんな結果が出た 黒い部分が「2872930u(869061坪)」 植物が生息している部分を含むと「9544592u(2887239坪)」
この画像の中には数名の登山者が映っている 拡大すると
数字より説得力のある証左じゃないかな しかもあの頂上の向こうにも延々と砂漠が続いているのだからね おれは膝が悪いので登らなかったけど
グーグルで見てもらうのが手っ取り早いか https://goo.gl/maps/rJcVh1fe8Rr
こんなこともあったのかー 知らんかった ※1952年4月9日に旅客機が墜落し乗客乗員37名全員が死亡した航空事故
それにしても凄いわ 想像を超えて良かった観光地・景勝地はこれで2つめになった
テントを持ち込んで変わりゆく空と大地とを撮影し続けたいくらい きっとここは悪天候のほうが幻惑的だと思うんだ
ぶっちゃけ大島はここ以外は全くもって見どころがない
でもこうしてこの大地に立つためだけに、この島に来る価値があると思うよ
いやーいい空気吸わせてもらった
そして、さわやかに鬱にしてくれてありがとう
今度は冬、できたら雪の日に来たいな
あ、でもそれじゃふつうの雪山と変わらないか
しかし観光客が少ないな
あれほどの絶景、ほんとにもったいない
レンタカーやチャリンカーとは頻繁にすれ違うんだけどね
誰も足を止めないというか
彼らは一体何しに来たのだろう
旅は足を止めてナンボなんだけどな
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