海事代理士になろう


第四章 筆記試験当日

1 いざ運輸局へ

前述したように筆記試験は9月最終週の金曜日に行われます。
関東では横浜の馬車道にある関東運輸局が試験会場となります。



集合は8時40分で、庁舎の開門は8時15分。
なるべくゆとりをもって出頭しましょう。



中に入るとセキュリティチェックがあります。
受験票を提示して入館証をゲットし、裏を前にして首からブラ下げましょう。
表だと一目で部外者とバレてしまう。
いや、バレてもいいんだけど、どうせなら官僚ヅラして歩きましょう。
なかなかこういう機会はありませんぜ。


2 いざ庁舎内部へ

内部に突入します。



試験会場はゲートの目の前にあります。
徒歩5歩くらい。



関東では2つの会場が用意されます。
申込順ですね。
第一会場のほうが合格者が多いようです。
やる気の問題ですね。



時間割です。
実はこれが合否を分けるポイントです。
たとえば1時限では4科目×10問=40問の出題があります。
これをどんなにのんびり解いても90分もかかりません。
せいぜい30分から40分でしょう。
だったらさっさと退室して次の2時限に備えたほうがいい。
ここで1点に執着するより、次の時限で2点余計に取るべき。
そのための準備を優先しましょう。
この試験は220問もの出題があります。
分からない問題は無理して考えなくていいんです。
考えたってどうせ分かりっこないんだから。
6時間超、220問という試験には、そういう割り切りが必要です。

なお、開始から30分は退室できません。
退室が可能な時間になったらアナウンスがある。
挙手をして回答用紙を提出しましょう。
で、控え室に行って次の時限の勉強をする。
これがこの試験でのベストの方法です。
私は1時限と2時限を30分で、3時限と4時限を50分で終えました。
休憩時間と合わせ、3回のインターバルは80分、100分、80分。
試験当日にこれだけの学習時間があればそりゃ勝ちますよ。
捨て科目を一回しするくらい十分可能ですもの。


3 いざ試験会場へ

いよいよ試験会場に進撃します。



席はこんな感じになってます。
女性も少なからずいた。
でも、体臭のキツイおっさんのほうが圧倒的に多かったです。



試験官は官僚です。
5人くらいだったかな。
もちろんみんなシャツインです。
ネクタイが異常に長いのが目に付きました。



机には注意事項が置かれてます。
常識の範囲なので読む必要はないです。
但し、携帯やスマホの電源OFFは遵守しましょう。

さあ、こうして試験が始まります。
蓄えた知識をゲボゲボと吐き出しましょう。
なーに、気張る必要はありません。
丁半博打みたいなものでしょ。
筆記の合格率は5割あるんだから。



問題用紙です。
解答用紙の画像はありません。
提出しましたから。



控え室は16階と19階にあります。
遠すぎるだろ。
でも、控え室があるだけ親切だと思います。
他の国家試験じゃありえないですから。



中はこんな感じです。
みなうだうだと時間を過ごしてる。
ここが勝負所なんだけどな。



こうして筆記試験が終わります。
退室した人は17時15分までに試験会場に戻りましょう。
模範解答が配られます。



珍しいでしょ、模範解答がもらえるなんて。
わら半紙ですけど。
受験者が少ないからか、主催者側にも妙な身内意識があるのかも。

そんなわけで、試験当日のお話はこれでおしまいです。
なんかドキドキしてきたでしょ。
でも、当日はドキドキしてる暇はないです。
拘束は9時間、試験は6時間ですからね。
体力勝負です。



初秋のこの時間は堪らないわ〜。
自己採点の結果は168/220点でした。
合格点は132点なので大丈夫でしょう。

次頁では筆記の合格発表について説明します。


前へ
次へ
表紙へ
トップページへ