海事代理士になろう 第六章 口述試験の学習方法 1 準備 まずは国交省のホームページから過去問をダウンロードして下さい。 ページの下のほうにあります。 国土交通省ホームページ 次に、下記URLから各法令をテキストファイルにコピペして下さい。 エディターがあると便利です。 1 船員法 船員法施行規則 2 船舶職員及び小型船舶操縦者法 船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則 3 船舶法 船舶法施行規則 船舶登記令 4 船舶安全法 以上で下準備は終了です。 ここからは教材作りに入ります。 2 口述試験の教材作り と言っても難しい話じゃありません。 まず、問題と解答をつき合わせて下さい。 で、その問題がどの条文から出題されたかチェックして下さい。 検索機能を使うと簡単ですね。 所定のセンテンスで検索すればすぐに辿り着く。 で、その条文を別のテキストファイルにコピペして下さい。 以下、その繰り返し。 4科目、ぜんぶやっちゃって下さい。 7〜8年分で大丈夫です。 あとはこれらテキスト文書をプリントして、出題されたセンテンスをマークしていくだけ。 立派な教材の出来上がりです。 こんな感じ。 プリンターがない人はpdf化してローソンの複合機でプリントしましょう。 セブンの複合機ほど高機能ではありませんが、ローソンの複合機にはフォントや書式を問わずプリントできる長所があります。 そうそう、pdf化にはスマホやタブレットで持ち歩けるという大きなメリットもありますな。 未経験の人は思い切って挑戦しちゃいましょう。 フリーソフトはいくらでもあります。 おすすめは「pdf as」かしら。 ベクターでゲットして下さい。 pdf as え?筆記と同じじゃないかって? ここまではそう。 でもこれだけでは口述試験に対応できません。 今度は対面形式の試験です。 聞かれたことに答える、というスキルを身につけなければいけません。 試験時間は1科目3分。 この間に5問〜6問の出題があります。 3分5問ということは1問あたり僅か36秒。 試験官が問題文を読む時間を含めて36秒です。 これに対応するには、問題文が読まれたら間髪入れず返答するくらいのスピードが必要となるわけです。 ここからが口述対策のキモです。 3 口述試験の学習方法 まずは自作の教材を読んで下さい。 マーキングした箇所を中心に、何度も何度も「声に出して」読んで下さい。 声を出さないと何の意味もないです。 次に、家族や友達に応援を求めて下さい。 そして過去問の問題文を読んでもらって下さい。 あなたはそれに答える。 模擬試験ですな。 一度でもこの経験をしておかないと大変なことになります。 もちろん過去問はプリントしておきましょう。 ただ、恥ずかしがり屋さんはなかなかそうする勇気が持てないものです。 私がそうでした。 学習を始めたのが9月の中旬(笑)ということもあり、誰にも受験を告げていなかったからです。 そんな大した試験じゃないし、という思いがあったことも事実で。 なので、声出し訓練は自分1人でやっちゃいました。 ICレコーダーってやつ。 自分の声で問題を録音し、自分の声で問題に答える。 この繰り返しです。 mp3化してスマホで持ち歩くのも手ですね。 どこでも勉強できる。 ICレコーダーはmp3化も簡単です。 ただ、電車やバスの中で声を出すのはヤメましょうね。 おまわりさん、この人です。 ちなみに私はこれを使いました。 アフィリじゃないから安心して下さいまし。 Panasonic ICレコーダー シルバー RR-US310-S さあ、あとは試験日までひたすら学習すること。 もちろん毎日4科目全てに触れて下さい。 次頁では海事代理士会主催の直前対策講座についてレポします。 前へ 次へ 表紙へ トップページへ